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★ 始まった里山管理での機械力の活用へのシフト
10/4(日)に兵庫県立人と自然の博物館(三田市)で行われた「生物多様性 里山戦略推進研修」で、チッパー(樹木の幹や枝を砕き木片(チップ)にする機械)による伐採木チップ化の市民向け実習が行われました。
同博物館では、今までは市民ボランティアによる里山の手入れでは安全重視の立場からノコギリや剪定(せんてい)ばさみによる手作業に限るよう指導してきましたが、伐採木の有効利用(資源化)を望む声を受けて、機械力の活用へシフトし始めたといえそうです。
★ 参加者の多くに受け入れられた様子
参加者たちが順番に伐採木をチッパーに差し込むと、バリバリと粉砕・裁断され、あっというまに反対側のエントツ(排出口)からチップが粉のように噴出します。
安全性が気になるところですが、この日の機械は入口から破砕装置までかなりの距離がとってあり手を巻き込まれるおそれはまずなく、曲がった木を入れると砕かれる際に木のシッポが跳ねる程度で、注意すれば市民でも扱える印象でした。
実習といっても機械に木を差し込むだけだったのですが、皆さん列をなしていました。
女性を含め何回も飽きることなく、係の人が打ち切るまで繰り返しやる人もいました。
きっと操作がカイカン(快感)で、伐採木が資源化されていく喜びもあるのでしょう。
研修会では、このチッパー機が手仕事中心でやってきた人々の多くにも、ほぼ受け入れられた印象でした。
★ チッパーは自走式で、山中の移動も比較的容易
この日のチッパーはエンジンで動き、直径16.5cmまでの太さの生木がチップ化でき、またキャタビラ付き自走式で35度までの斜面は登るといいます。
なだらかな地形であれば、里山の手入れをしている現場に運び込めそうです。
もちろん、自走式といっても、山以外の街中はトラックなどで運ぶことになります。
さらに、かなり大きな音は出ますが、そばで会話ができる程度で、また音が大きくなるのは木を砕くごく短い時間だけです。
メンテナンス(保守)は、回転部などへのグリース(クリーム状の油脂)の補給と、一定の使用時間ごとに刃を交換するぐらいといいます。
伐採木の直径が細くなれば、より小型のチッパーもあるそうです。
但し、チップは粗く(大きく)なるが・・とのことです。
問題の価格ですが、この日のチッパーは300万円ですが、レンタル(3.5万円/日)もあるとのことです。
★ 期待されるチップの活用と箕面での導入
1〜2cm程度になったチップは、まとまれば資源として販売もでき、あるいは山道などにまく人と自然にやさしいカバー材、山中に集積するとカブトムシの生育の場などになります。
なお、箕面の里山管理活動でも伐採木の有効利用が課題で、NPO山麓委員会が行う「交流ひろば」では、伐採された木や竹を対象にチッパーを導入する検討が進んでいます。
【写真・上】チッパーで伐採木のチップ化を実習する市民ボランティアたち。
【写真・下】山道にまかれた木材チップ。歩くと心地良い・・・
(いずれも兵庫県立人と自然の博物館で、10/4撮影)
(※ マウスで画面をクリックすると、大きくなります)
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