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■ 5年間限定の「特別助成」
箕面の山麓保全を支える公益信託「山麓ファンド」の意欲的な取組=特別助成(大口助成・1件300万円まで。ハード(施設)が対象)を生かして、各種の“ソフト(活動など)を支えるハード(施設)”の整備が進みつつあります。
5年間という期間限定のこの助成の先頭を切って、進められている2つのプロジェクトをご紹介します。
◆ 箕面ネイチャールーム:お店(ハード)整備 → 滝道へ新風(ソフト効果)
昨年3月に認められた特別助成第1号の「箕面ネイチャールーム(申請者:ネイチャールーム倶楽部)」は、箕面滝道にオープンして1年2か月たち軌道にのりつつあります。
「ネイチャールーム」は、市民組織の手で箕面滝道の空きスペースを活用してお店形式の交流空間(ハード)を整備、そこを拠点に蝶をはじめとする自然系の学術情報提供や自然観察などの活動情報の紹介とともに人気の自然グッズ販売(ソフト)を行うことで、「滝・紅葉・猿」という従来型の観光を超えて、最近増えつつある自然・健康志向の来訪者のニーズに応えるなど、滝道へさわやかな新風を吹き込んでいます【写真・左】。
◆ 素盞嗚尊神社の太鼓台:おみこし(ハード)修繕 → コミュニティ(ソフト効果)
今年3月に特別助成が決まった箕面市東部の山の上にある素盞嗚尊(すさのおのみこと)神社【写真・右】の「秋祭り太鼓台修繕(申請者:粟生間谷(あおうまだに)自治会連合)」のプロジェクトは、地域の文化財で老朽化の進んだ“おみこし”(ハード)を修繕し、自治会をはじめ婦人会・子供会・消防団などが協働で箕面山麓の民俗行事・伝統文化である秋祭及び子供みこし巡行を盛り上げ、山麓部の地域コミュニティをより豊かにしようというねらいです(現在、修繕中)。
■ 手段としての「ハード」を重視
大都市部の高速道路や大型ダムの建設などニーズが減っているのに従来通り継続しようというハードのためのハード(工事のための工事)が批判されていますが、ここにあげた2つプロジェクトはあくまで期待される“ソフト効果”がまずあって、それを達成する手段として“ハード(施設)整備”を促進するシステムといえます。
「特別助成」は5年間の助成総額が2千万円で、残るのは2年間余り・1千数百万円です。
なお、この8月に今年度の助成申請の追加受付が、予定されています。
今回の8月助成の予算総額は400万円(予定)、また1件の助成上限は原則として300万円で、採点方式で採否の審査が行われます。
したがって助成申請にパス(合格)するには、予算枠(毎年度の助成総額以内)と審査(一定水準以上)という“額と質の関門”があります。
多くの山林所有者や市民が知恵を絞って、山麓保全にとって有効なプロジェクトを企画し応募することが期待されています。
【補足=具体手続きなど】
※ 詳しくは、この「山なみネット」の「山麓ファンド」をご覧ください(トップページから入ります)。
http://www.yama-nami.net/fund/index.html
※ 8月の助成受付手続きなどの詳細は、8月までに発表されます。
※ 「特別助成(ハード中心、1件300万円まで)」とは別に、「一般助成(ソフト・ハード、1件25万円まで)」があります。
※ 来年2月にも助成申請が受け付けられます(特別助成枠:現時点では来年度は700万円の見込み(今後、変更の可能性もあります))
※ 相談・問合わせは、「山麓ファンド」のサポート事務を担当しているNPO山麓委員会へ(初めての助成申請では、「事前相談」を受けるようおすすめします)。
【写真・左】箕面ネイチャールーム 〜 自然系の拠点→滝道に新風吹き込む(箕面・滝道)
【写真・右】素盞嗚尊神社 〜 秋祭りの「おみこし」の修繕→山麓部の地域コミュニティの活性化(箕面市東部)
(※ マウスで画面をクリックすると、大きくなります)
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