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1年半前に「みのお森の学校(主催:NPO山麓委員会)」を修了した20歳前後で箕面市在住の若者2人が、大阪府の仲介でそろってこの4月から林業関係に就職し、現在、元気に働いているとのことです。
この2人は友達どうしの赤木君と滝澤君で、07年秋に「みのお森の学校」に入学、4日間にわたる講義と実習を全て受講し、無事に「修了証」を交付されました。
家族の話によると、就職先は赤木君が東近江市(滋賀県)で手広く事業を展開している(有)B林業、滝澤君は京都市(旧京北町)で北山杉などを扱う木材商・I木材といいます。
共に現地付近に移り林業関係の現場、と言っても今は近代化が進み各種の林業重機を操縦して作業を進めるようですが、現場を学びつつ働いているとのことです。
2人はもともと自然好きだったようですが、「みのお森の学校」では夏緑樹林(落葉広葉樹林)を中心とする里山管理を学び、林業の対象となる人工林とはいささか異なりますが、森に関する科学的な素養を身につけました。
赤木君は今年初めにわざわざNPO山麓委員会に「修了証」の再交付を依頼して来ており、共に受験の提出書類に添付したようです。
「みのお森の学校」修了という「学歴」が、2人の就職にどれほど役立ったかは定かではありませんが、就職氷河期の中、2人とも試験に見事パスしたのですから、相手の心証的な面を含め何らかの効果を発揮した可能性はあります。
いずれにしても、2人にとって大変おめでたいことですし、「みのお森の学校」にとっても林業の実業へ進んだ修了生を2人も輩出したことは名誉あることといえるでしょう。
「みのお森の学校」の直接的な目的は、箕面の山麓部(里山)の手入れに貢献する人材の育成ですが、同時に里山管理の人材を広く世に送り出すことも目的です。
森に関する活動が近畿など日本中で広がれば、いずれは箕面にも跳ね返ってくると期待できるでしょう。
何はともあれ、若い2人が自らの人生を森を守り生かすことにかけた訳で、その決断の意義は極めて大きいといえるでしょう。
今後の活躍が、期待されます。
幸い日本の木材(林業)の自給率は、国際的な環境問題などのクローズアップもあって、食料自給率に先駆けて数年前からわずかずつアップしており、これなどが“追い風”となって日本の林業が再生していく可能性が広がっています。
※「みのお森の学校」は今年で5年目を迎え、この秋の開校へ向けて間もなく生徒募集を開始します。
【レスポンス−追伸】
この記事を読んだNPO山麓委員会のメンバー(環境系のシンクタンク勤務の女性)から、早速にレスポンス(応答)がありました。上記のB林業さんの「本名」を言い当てて、業務上の「おつきあい」があるとのことです。この企業は行政の業務なども受け、また淡路島や西脇市(共に兵庫県)に支店を置くなどがんばっておられるようです。この企業と赤木君の発展をお祈りします(6/24(水)、正午)。
【写真・上】みのお森の学校名誉校長(兵庫県立大学教授)の服部先生(右)の里山の講義を、かぶりつきで聞く赤木・滝澤両君(提供・撮影:滝澤里代さん)。
【写真・下右】上の写真の赤木君(右手前/黄色いシャツ)と滝澤君。
【写真・下左】森の学校・オリエンテーションに参加した滝澤君。(いずれも07年秋)
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